
関帝廟【神戸】 神戸市 中央区



商売の神様として、世界中の華僑たちに信仰される『関帝廟』
三国志演義で有名な中国の武将「関羽」を祀った中国式寺院ですが、ここ神戸の関帝廟は 日本の伝統的な建築様式に中国風の様式を取り入れた華和折衷になっています。


山手幹線を少し北にあがった住宅街のなかに突然あらわれる中国風の鮮やかな色合いの塀

1947年(昭和22年)建てられたものが、阪神淡路大震災などで被災し 1999年現在のかたちに復興しました。
もともとは1892年(明治25年) 呉錦堂らによって、大阪府にあった「黄檗山萬福寺」(建物や仏像、儀式作法から精進料理に至るまで中国式のお寺)の末寺長楽寺をこの地に移したものが前身で、1945年(昭和20年)の空襲により焼失し、その跡地に造営されたのが『関帝廟』

入口 山門の扁額「関帝廟」の文字は、書道家 于右任(元 蒋介石の秘書)が書いたもの

山門をくぐると、台湾檜の一刀彫で飾られた中門が...
「黄河龍門の鯉が龍になる」という故事になぞらえ台湾で造られたものだとか



別名「登龍門」とも呼ばれ、難関を突破する意味で使われる『登龍門をくぐる』のあの登龍門
(日本では「鯉の滝登り」のほうがよく聞く?)



この中門(登龍門)の前には武将「関羽さま」の顔はめパネルが...


日本でも人気の「三国志の武将 関羽」
義侠心に熱い武将として三国志の登場人物の中でも、絶大な人気を誇る武将のひとりですが、
その武将として名高い関羽さまが、神として信仰され ましてや『商売の神』として祀られているとは、ちょっと意外でしたが、三国志で描かれている人がらから「神」として崇められるのも頷けますよね。
◦ 関帝廟【唐獅子】
◦ 関帝廟【本堂】
◦ 関帝廟【参拝】
兵庫県神戸市中央区中山手通7-3-2
関帝廟 神戸
JR・阪神 元町駅より 徒歩約8分
JR・阪急 三宮駅より 徒歩約10分
スポンサーリンク