
旧木下家住宅【舞子公園】 神戸市 垂水区


前庭の奥、広縁つきあたりにある『書院』



書院の“雪見障子”(猫間障子!?)から見える灯篭


座敷から外に張り出している部分は、地袋の上の棚板を 机として使っていたもので「出文机」といい、もともとは「書院」(居間兼書斎)に設けられていたものが、次第にこれ自体が「書院」と呼ばれるようになったとか。 棚板のうえに“明かり障子”をつけたこのタイプは『付書院』(出書院)で、棚を設けず 床の間よこに“明かり障子”がついているようなタイプは『平書院』(略書院)というそうです。



こちらのお部屋では、温かい“湯豆腐”でも出てきそうなコーディネイト


寒い冬は、ここから庭を眺めながら 火鉢にあたって暖をとりたい


隣の『西室』を通り抜け、『茶室』へ

廊下のよこには手洗い場

その向かいにある『待合』

奥へ進むといよいよ『茶室』



この“炉”で湯を沸かし、茶を点てるんですね。 茶道に馴染みがないので よく分かりませんが、時代劇なんかでは お茶を点てながら、緊迫した駆け引きをするシーンをよく見掛けます



茶室から見える中庭の景色



窓から見える景色もすべて計算されている、日本の匠はきめ細やかなところまで考えた 素晴らしい仕事をするのですっ


縁側突き当りにあるエレベーターで2階へ上ると

上から見た住宅

奥には『土蔵』が建っています


数寄屋造り... 書院造の格式ばった建築様式にこだわらず、質素で洗練された造り。
うわべだけを飾ることを嫌い、内面を磨いて客をもてなす 茶人たちの精神から生まれた“数寄屋造り” ゴチャゴチャと飾り立てるよりも、シンプルに美しさを表現するのは難しいですね。。。



贅沢な時間と空間を少しだけ体験させていただきました


兵庫県神戸市垂水区東舞子町11-58
旧木下家住宅/舞子公園
JR舞子駅.山陽舞子公園駅から徒歩約5分
◦ 旧木下家住宅【応接室・座敷】
◦ 孫文記念館/移情閣【1階】
◦ 孫文記念館/移情閣【2階】
◦ 旧武藤山治邸【1階】
◦ 旧武藤山治邸【2階】
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